2010年09月14日

Coffee Break22 箱舟(創世記6章7章8章)



 そこで、神はノアに仰せられた。「すべての肉なるものの終わりが、私の前に来ている。地は、彼らのゆえに、暴虐で満ちているからだ。それで今わたしは、彼らを地とともに滅ぼそうとしている。(創世記6章13節)
 あなたは自分のために、ゴフェルの木の箱舟を造りなさい。箱舟に部屋を作り、内と外とを木のやにで塗りなさい。(6章14節)
 それを次のようにして造りなさい。箱舟の長さは三百キュピト。その幅は五十キュピト。その高さは三十キュピト。(6章15節)

 聖書を読んだことがない方でも、ノアの箱舟(方舟)の話をご存知の方は多いのではないでしょうか。「ノアの箱舟」または「箱舟」だけで、慣用句のように使われることもあることばです。
 この箱舟の物語は、創世記6章、7章、8章と、三つの章を費やして語られています。これは、聖書のテーマ「神の人類救済史」の中で、とても、大きな意味を持つ話なのです。
 
 
 アダムとエバの背きに、「追放」という罰を下された神は、彼らの長男カインの殺人に対しても、「追放」にされました。
 同じ追放でも、もちろん、その意味は格段に違います。アダムとエバは楽園「エデンの園」から追い出されたのです。カインは、すでに楽園の外にいて、住み慣れたはずの場所から追放されただけでした。
 カインが泣きついたので、神さまはカインに「しるし」を下さって、ほかの者が彼に害を加えることがないようにして下さいました。いのちの保障はあったわけです。
 
 神さまはけっきょく、最初に背いたアダムとエバの夫婦も、その子どもも、命まで奪われるような罰は下さなかったのです。ご自分が直接、愛をこめてお造りになったアダムやエバ、その最初のこどもを、やはり、愛しく思われたのでしょう。
 聖い神からご覧になったら、その聖さで本来は、一瞬にして焼き滅ばされても仕方のない人間たちのいのちを、神さまの愛が、救われたのでした。

 しかし、そのような、「出来事」は、その後に生まれる人間に伝えられたのでしょうか。聖書によると、アダムとエバの夫婦も、カインも、たくさんの子どもを残しました。何代も代を重ねるうちに、人間は増え広がりました。

 アダムから10代目の子孫が、ノアです。彼は直系のまたその直系の子孫ですから、傍系の子孫を含めると、相当人口が増えていたことでしょう。
 「産めよ、増えよ。地に満ちよ。」と、神さまが願われた人間でしたが、増え広がった人間は、神さまの目にどのように映ったのでしょう。

 主は、地上に人の悪が増大し、その心の計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。(6章5節)
 それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。(6章6節)

 
 そして、ついに、

 主は仰せられた。「私が創造した人を地の面から消し去ろう。人をはじめ、家畜やはう物、空の鳥に至るまで。わたしは、これらを造ったことを残念に思うからだ。」(6章7節)


 神は大洪水を地上に起こして、地上のすべてを消し去ろうと決心されたのです。
 そして、ノアには箱舟を作り、家族とともに、その中に避難するよう命じられたのです。
 どうしてノアだったのでしょう。




posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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