2010年09月26日

Coffee Break34 アブラハム



 主はアブラムに仰せられた。
「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、私が示す地へ行きなさい。(創世記12章1節)
 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、
 あなたの名を大いなるものとしよう。
 あなたの名は祝福となる。(2節)
 あなたを祝福するものをわたしは祝福し、
 あなたをのろう者をわたしはのろう。
 地上のすべての民族は、
 あなたによって祝福される。(3節)」
 
 アブラムは主がお告げになったとおり出かけた。(4節)


 
 アブラムは、のちに、神さまに名を変えていただいて、アブラハムとなる人物です。
 ノアの息子セムから数えて、十代目の子孫がアブラムでした。アブラムは父親のテラと妻サライ、甥のロト、それからたくさんの親族や使用人とハランという地に住んでいました。
 住み慣れた場所で暮らしているアブラムに、ある日、神さまは声を掛けて、神さまがお示しになる土地に行くよう命じられたのです。

 バベルの塔の建設を、中止させた神さまが、久しく沈黙を破って、人に声を掛けてくださったのです。長らく、沈黙しておられた神さまが、突然、アブラムに声をお掛けになったのは、なぜでしょう。

 バベルの塔建設を断念させられて、散り散りにされた人間は、各地で増え広がり、たぶん、塔建設当時よりさらに悪事を重ねていたでしょう。
 神様の目からご覧になると、とうてい許しがたいことがたくさん行なわれていたに違いありません。それどころか、天地万物を創造され、土のちりから人間を造り、その人間に息を吹き込んでくださった神さまを覚えている人、神さまの声を聞ける人さえいなくなってしまいそうなありさまでした。

 とうとう神さまは、人類を救う遠大な計画を実行に移されたのです。
 その計画に、選ばれたのがアブラムでした。



 アブラムは主がお告げになったとおり出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハランを出たときは七十五歳だった。(12章4節)
 アブラムは妻のサライと、甥のロトと、彼らが得たすべての財産と、ハランで加えられた人々を伴い、カナンの地に行こうとして出発した。こうして、彼らはカナンの地に入った。(5節)



 アブラムは行き先もわからず、神さまの示される方向に出かけたました。住み慣れた場所を、ただ、神の声にしたがって離れたのです。自分の計画、自分の考えできちんと先を見通して動くのが、「正しいやり方」という人間的な思いを振り切ったのです。

 じっさい、神さまがお示しになった土地には、困難な兆候がありました。


 アブラムはその地を通っていき、シェケムの場、モレの樫の木のところまで来た。当時、その地にはカナン人がいた。(6節)


 アブラムがたどり着いた場所、モレの樫の木のところには、先住民がいたのです。



posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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