2011年01月04日

Coffee Break134 呪術を行なう女(出エジプト記22章18節)



 

 出エジプト記20章に十戒が記された後、21章22章23章とその細則ともいうべき掟が並びます。そこに、ちょっと異質とも見えるおきてが、とつぜん出てきます。

 それが、呪術を行なう女は生かしておいてはならない。(22章18節)です。
 
 なぜ、呪術を行なうのはいけないのでしょう。その答えは、別の聖書箇所にあります。

 あなたがたは霊媒や口寄せに心を移してはならない。彼らを求めて彼らに汚されてはならない。わたしはあなたがたの神、主である。(レビ記19章31節)

 占いや口寄せに頼るのは、イスラエルの民が汚されるからです。ちょうど、姦淫した女が汚されるように、主である神でないものと霊的に交わるので、姦淫を犯すのと同じだと見なされたのです。


☆☆☆☆

 口寄せと言えば、イスラエル初代の王サウルが、霊媒を訪ねる場面があります。

 サウルは、彼をイスラエルの王として選んでくれた預言者サムエルの言いつけにそむいて、サムエルから見限られてしまいました。サムエルは若いダビデを後任として選びました。(Tサムエル16章)
 サウル王は、若くて人気のあるダビデに嫉妬し、運命の凋落のなかで神経を病んでしまいます。そして、霊媒にサムエルを呼び出してもらおうと、ある夜、変装して霊媒師を訪ねるのです。
 
 聖書はここで、霊媒師がじっさいに、サムエルを呼び出したと記しています。

 
 すると、女は言った。「だれを呼び出しましょうか。」サウルは言った。「サムエルを呼び出してもらいたい。」
 この女がサムエルを見たとき、大声で叫んだ。そして、この女はサウルに次のように言った。「あなたはなぜ、私を欺いたのですか。あなたはサウルではありませんか。」
 王は彼女に言った。
「恐れることはない。何が見えるのか。」 この女は言った。「こうごうしい方が地から上って来られるのが見えます。」


 Tサムエル記28章7節から25節までの、霊媒師とサウル、サムエルとの交信の場面は、非常になまなましく描写されています。
 ここで、聖書は、この霊媒師の女がインチキだと言っているのではありません。霊媒師は、たんにそれらしい言動をして客を欺いているのではないのです。彼女は、じっさいに、「霊界」と交信して、サウル王が望む相手を呼び出したのです。
 しかし、それゆえ、聖書は霊媒師や占い師に関わるのを禁じているのです。それは、これら霊媒師に働くのは、神の霊ではないからです。

 神様はもちろん、霊で人に語られるのです。
 聖書には、神からの言葉を受けて、人や社会への警告、さまざまな未来を語る「預言者」がたくさん出てきます。このような特別の使命を与えられるのは、神がお選びになり、特別に召された人たちです。
 いっぽうで、本物の預言者に敵対する偽預言者もいたのです。偽預言者は、聞く人の耳に快い予言をするので、このような偽預言者のほうが人気があったりもしました。
 本物の預言者は神様のご指示のとおり、ときには厳しい真実を言うので、かえって迫害されたり嘲笑されたりすることも多かったのです。
 


 天地を創造されたまことの神様への礼拝は、人を生き返らせますが、悪い霊は人を不安に陥れます。
 占いに頼る人は、おうおうにしてリピーターになってしまいます。それは結局、本物の解決にはつながらないからです。


 年の暮れから正月にかけて、「運勢」「占い」の字があちこちで目立つようになります。書店では、一番目立つ場所に、運勢や占いの本が並べられ、テレビでもネットでも、占いのコーナーがいつも以上に賑やかになります。
 リピーターが多いからでしょうか。



posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。