2011年01月18日

Coffee Break148 あかしの石の板(出エジプト記34章)





 主はモーセに仰せられた。「前と同じような二枚の板を、切り取れ。わたしはあなたが砕いたこの前の石の板にあったあのことばを、その石の板の上に書き記そう。(出エジプト記34章1節)
朝までに準備をし、朝シナイ山に登って、その山の頂でわたしの前に立て。(2節)


 モーセが主(神)に、カナンまで同行してくださるよう重ねてお願いしたので、主はモーセに、もう一度、同じような石の板を二枚もってシナイ山に登ってくるように、仰せになりました。契約をやり直してくださるのです。

 だれもいっしょに上ってはならない、山の敷地のどこにもモーセ以外の者、それに家畜も入ってはならないと、厳しい制限がありましたが、モーセはきっと喜びに満ちていたでしょう。
 彼が頂に上ると、主は雲の中にあって降りてこられたのです。そして、主ご自身が宣言されるのです。

「主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、(34章6節)
恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を許すもの、罰すべきものは必ず罰して報いるもの、父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」(34章7節)


 モーセは急いでひざまづき、伏し拝んで、「主よ。どうかわたしたちの中にいていっしょに進んでくださいますように。」とお願いするのです。
 そこで、ようやく、主が、契約をやり直してくださると仰せになるのです。


☆☆☆☆

 二度目の契約は、一度目とそっくり同じことばが繰り返されたのではありません。すでに、十戒は授けられているのですから、今回は、神様は、その遵守について念を押されたのです。
 まず、第一に、神・主が、イスラエルの民との契約以降、どこに置いても、どの国のうちにおいても、かつてなされたことのない奇しいことをしてくださると言うのです。
 その証明に、カナンにいる異民族──エモリ人、カナン人、ヘテ人、ペリジ人、ヒビ人、エプス人を、追い払おう。
 ただし、これには条件がありました。イスラエルの民も、彼らと契約を結ばないように、つまり、婚姻や同盟をしないようにと言われるのです。
 彼らの神を倒さなければならない。イスラエルの民が彼らの神──アシェラを拝むといけないから。わたしは、ねたむ神である。


 たとえ、彼らと契約をしなくても、自分のために偶像を造ってはならないと、もう一度、神は念を押され、金の子牛を刻んで拝んでいた民へ、強い警告をしているのです。
 このほかに、神が仰せになったのは、種を入れないパンの祭り(過ぎ越しの祭り)を行なうこと。初子は神のものであるから、神にささげるか(家畜の場合)、人間の初子は、別の動物で贖うこと。

 安息日の遵守。六日間働けば、七日目は休まなければならない。「耕作の時も、刈り入れの時にも、休まなければならない。」 つまり、農繁期でも休みなさいとの命令です。
 そのほかに、小麦の初穂のために収穫祭を行なうこと、初穂を主にささげることが告げられています。

 それから、モーセはシナイ山から降りてきた。モーセが山を下りてきたとき、その手に二枚のあかしの石の板を持っていた。彼は主と話したので自分の顔のはだが光を放ったのを知らなかった。(29節)

 困難の中で、神様に向かって粘り強く交渉し、神さまの愛の確証をいただいたモーセは、もはや、ミデヤンの羊飼いの面影はもちろん、イスラエル人のリーダーとしても、「ただの人」ではありませんでした。彼だけが六十万人のイスラエル人の中から、神さまに選ばれた、とくべつな人であるのが、だれの目にもわかるほど変貌していたのです。



posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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