2011年01月21日

Coffee Break151 幕屋建設(出エジプト記35章4節〜36章6節)




 旧約聖書の出エジプト記の後半は、神がモーセとイスラエルの民にお与えになった戒め、命令です。十戒は、最初の四つは神に対するもの、5番目から10番目までは対人間に関することです。これらを遵守させるために、神はたくさんの細則を定めています。それは、出エジプト記だけでなく、レビ記に、また、申命記にも述べられています。

 じつに、この膨大な掟や細則を読みこなすのは、聖書通読の最初の胸突き八丁ではないでしょうか。
 私は六法全書のようなものは、読んだことがありません。日本国憲法の前文は中学生のとき、学校で暗記させられましたが、今にして思うと、それほどの量ではありませんでした。さし当たって、中学生にとってはあまり身近な話でもなし、丸暗記イコール理解したことになりました。
 しかし、聖書の戒めは、理解しなければいけないと思い、繰り返し読んでいるのですが・・・。


☆☆☆☆


 出エジプト記35章4節からは、いよいよ幕屋の建設がじっさいに始まります。幕屋とは、神様が人間と会って下さる場所です。モーセはホレブの山(シナイ山)で、初めて主の顕現を体験し、その後、神は常にモーセとともにおられました。シナイ山の前に宿営をしてからは、神は山にモーセを呼ばれ、また、モーセが宿営地に、「会見の天幕」をもうけてからは、雲の中から天幕に臨んでくださいました。

 しかし、モーセにもいつか命の終わる日が来るからでしょう。イスラエルの民が子々孫々まで長く、神様とお会いするために、神様は幕屋を造ることを命じられたのです。また、神にお仕えし、お会いする専門職として、祭司職をお決めになりました。

 幕屋を作るために、まず、建築資材の調達です。

 モーセはイスラエル人の全会衆に告げて言った。
「これは、主が命じて仰せられたことである(出エジプト記35章4節)
 あなたがたの中から主への奉納物を受け取りなさい。すべて、心から進んでささげる者に、主への奉納物を持って来させなさい。すなわち、金、銀、青銅、(5節)
 青色、紫色、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎの毛、(6節)
 赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、(7節)
 燈油、そそぎの油とかおりの高い香のための香料、
 エポデや胸当てにはめ込むしまめのうや宝石である。(8節)



 これらは幕屋と祭具、契約の箱とふた、祭司装束に使う材料です。これらがどのようなものかわかる人の方が少ないと思います。やぎの毛、なめした雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材などは、想像はできますが、当時のものとそっくり同じに再現するのは、専門家でも難しいのではないでしょうか。
 大切なのは、これらは、強制的な「供出」ではなく、すべて、心から進んでささげられなければならないということです。惜しいなと思いながら出したのでは、神はお喜びにならないということでしょう。

 じっさいには、モーセの前から立ち去ったイスラエルの会衆は、これらの資材を自発的に、どんどんもってきたのです。男たちは建築現場で働くために、労働を申し出、女たちは手で青色、紫色、緋色の撚り糸をつむぎ、亜麻布を織ってもってきたのです。
 モーセは主の霊によって、指物(さしもの)、金細工や鍛冶の仕事が上手な、ユダ部族の「フルの子であるウリの子ベツァルエル」と「ダン部族のアヒサマクの子オホリアブ」とを名指しで召し出した。

 モーセは、ベツァルエルとオホリアブ、および、主が知恵を授けられた、心の知恵のある者すべて、すなわち感動して、進み出てその仕事をしたいと思う者すべてを、呼び寄せました。

 しかし、イスラエル人は、なおも朝ごとに、進んでささげるささげものを持って来た。
 それで、とうとう、モーセは宿営中に告げさせて言ったのです。
 「男も女も、もはや聖所の奉納物のための仕事をしないように。」




posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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