2011年02月17日

Coffee Break176 祭司の条件・身体壮健(レビ記21章16節〜23節)

 


 あなたはイスラエル人の中から、あなたの兄弟アロンとその子、すなわち、アロンとその子ナダブとアビフ、エルアザルとイタマルを、あなたのそばに近づけ、祭司としてわたしに仕えさせよ。(出エジプト記28章1節)

 祭司の第一の条件は、血統でした。祭司はレビ族のなかの、アロンの家の者だけに与えられた職務でした。
 しかし、すでに見てきたように、祭司になるものには、他にも厳しい条件が課せられました。倫理的に正しい生活をする(飲酒などの制限)こと。また、禁じられている汚れに触れないこと。おきてのとおりの妻を選ぶこと。

 その上、身体的にも壮健であること、年令は二十五歳から五十歳。文字通り働き盛りでなければなりませんでした。(レビ記8章24節25節)
 さらに、具体的には、「壮健」である状態として、下記のように、身体障害や病気がないことが挙げられています。

 ついで主はモーセに告げて仰せられた。(レビ記21章16節)
「アロンに告げて言え。
 あなたの代々の子孫のうち、だれでも身に欠陥のあるものは、神のパンをささげるために近づいてはならない。(17節)
 だれでも、身に欠陥のあるものは近づいてはならない。目の見えない者。足のなえたもの、あるいは手足が短すぎたり、長すぎたりしている者。(18節)
 あるいは足や手の折れた者。(19節)
 くる病、肺病で痩せたもの、目に星のある者、湿疹のある者、かさぶたのある者や、こうがんのつぶれた者などである。(20節)


 17節18節は、今日で言う、身体障害。19節20節は、病気や怪我でからだに傷や炎症があることと考えられます。
 この箇所を見て、聖書の神様は、障害のある人を差別していると、思われる方がいるでしょうか。
 もちろん、神さまは、障害者や病人を差別するような方ではありません。
 

 ☆☆☆☆


 祭司は、神様と民を仲立ちする重要な仕事を担うものでしたが、これは、大変苛酷な労働でもありました。
 
 彼らは、青色、紫色、緋色の撚り糸で、聖所に仕えるための式服を作った。また、主がモーセに命じられたとおりに、アロンの聖なる装束を作った。(出エジプト記39章1節)
 ここに出ている大祭司の正装は、大変ものものしいものです。しっかりした布で織った長着の上にエボデと呼ばれるベスト状のもの、宝玉や貴石をはめ込んだ胸当て、純金を伸ばし細工して作った紐、徽章、すそ飾りの鈴、帯、被り物など、身につけるとかなりの重さになったでしょう。そのうえ、仕事の手順は、厳格に細かく定められていて、わずかな手違いも許されませんでした。

 アロンの二人の息子ナダブとアビフが、祭壇の火を取ろうとして火にかける香料の調合を間違ったため、祭壇の火が燃え移って焼死した事件(レビ記10章1節2節)を思い出した下さい。
 そのような緊張の仕事を、ささげ物が焼けつくされるまで、一晩中でもしなければなりませんでした。また、ひとたび、幕屋に入ると一週間から一ヶ月も、出てくるのは許されませんでした。


 今でも、たとえば、宇宙飛行士などには、並外れた壮健さが求められます。同様に、祭司の職務は病弱であったり、障害がある人には、体力的に無理な仕事だったのでしょう。

 すべてのやもめ、またはみなしごを悩ませてはならない。(出エジプト記22章22節)
 もしあなたが彼らをひどく悩ませ、彼らがわたしに向かって切に叫ぶなら、わたしは必ず彼らの叫びを聞き入れる。(23節)
──弱者を苦しめることへの禁止

 あなたは耳の聞こえない者を侮ってはならない。目の見えない者の前につまずく物を置いてはならない。あなたの神を恐れなさい。わたしは主である。(レビ記19章14節) 

 このような戒めを与えておられる聖書の神は、のちにキリストとなって地上にこられ、多くの障害のある人たちを慈しまれ、癒されたのです。



posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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