2011年04月18日

Coffee Break235 復活、新約の犠牲の羊


 
 
 彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、
 悲しみの人で病を知っていた。
 人が顔をそむけるほどさげすまれ、
 私たちも彼を喜ばなかった。

 まことに、彼は私たちの病を負い、
 私たちの痛みをになった。
 だが、私たちは思った。
 彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。
 しかし、彼は、
 私たちのそむきの罪のために刺し通され、
 私たちの咎のために砕かれた。
 彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、
 彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。
 私たちはみな、羊のようにさまよい、
 おのおの、自分かってな道に向かって行った。
 しかし、主は、私たちのすべての咎を
 彼に負わせた。              (イザヤ書53章3節〜6節)
 


 イザヤのこの預言は、聖書を始めから読んできた者には、涙なしには読めません。
 みずからの「そむきの罪のため」楽園から追放された人間は、神の守りの外に出てしまいました。自分自身が罪ある存在になっただけでなく、環境もサタンに支配されるいびつにゆがんだ世界でした。そこでは、どれほど、正しく生きようと思っても、どうにもなりません。ある時は良いことができても、ある時は悪い考えが浮かんできます。人を善意で愛する瞬間があれば、打算で自己防衛をします。神に従おうと決心しても、空腹やかわきや、粗末な生活に耐えられないのが、人間です。

 神様がくださったマナを「あきあきした」と言い、肉を求め、水を求め、さらには、指導者であるモーセやアロンをねたみ、自分たちが望んだエジプト脱出でさえ、誰かが連れ出したかのように恨み言を言います。
 神礼拝への意思もすぐにゆらぎます。偶像崇拝の禁止や安息日遵守の律法も守ることができません。戦さで勝っても、女の誘惑を退けることができません。
 それでも、神は彼らを育成されようとし、彼らも神に従う気持ちはあるので、イスラエルの民の神政政治国家は、だんだん形を整えていきました。

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 民数記26章では、主のご命令で、二度目の人口調査が行なわれます。一度目の人口調査はイスラエル十二部族の宿営地や役割を定め、祭祀制度や軍団を整えるものでした。
 二度目の人口調査は、いよいよカナンを目前に、カナンでの割り当て地を決める目安となるものでした。中心になる神と国家の制度、軍団、民がいても、国土をもたなかったイスラエルの民に、いよいよ目に見える国土が与えられるのです。


 イスラエルは、そのようして、神の導きで国土をもつことができました。
 ところが、イエス様がお生まれになった頃は、ローマ帝国の植民地でした。
 天地を創造された唯一の神、アブラハム・イサク・ヤコブの神、「わたしはある」と自己紹介された神への信仰は、民数記のころよりはるかに確かになっていました。
 ただ、律法学者、ファリサイ人、祭司などの宗教エリートは、律法主義、形式主義に陥り、庶民は、ローマの圧制もあって苦しんでいました。


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 ベツレヘムの馬小屋で、処女マリヤが産んだ赤ん坊のことを知った者はわずかでした。
 イエス様が、三十歳で公生活に入られてからは、その教えとお働きは目を見張るものでした。しかし、イエス様が、神ご自身が人となってこられた方なのだとは、ほとんどの人は思いませんでした。

 救い主は「預言のように」来られたのですが、あまりにも思いがけない方法だったので、イエス様の弟子たちでさえ、理解できなかったのです。

 
 それから、みなが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、彼らに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしのからだです。」

 また、杯を取り、感謝をささげて後、彼らに与えられた。彼らはみなその杯から飲んだ。
 イエスは彼らに言われた。「これはわたしの契約の血です。多くの人のために流されるものです。」(マルコの福音書14章22節〜24節)


 有名な最後の晩餐の場面です。このとき、イエス様が言われた「わたしの体」が幕屋でささげ物として殺された「動物のからだ」であること。「わたしの契約の血」が、幕屋で振りかけられた「動物の血」であることに、弟子たちでさえ気がついていたでしょうか。

 次の、箇所は弟子たちのイエス様に対する理解が、どのようなものだったかを語っています。


 それは、イエスは弟子たちを教えて、「人の子は人々の手に引き渡され、彼らはこれを殺す。しかし、殺されて三日の後に、人の子はよみがえる。と話しておられたからである。(マルコの福音書9章31節)
 しかし、弟子たちは、このみことばが理解できなかった。また、イエスに尋ねるのを恐れていた。(32節)






posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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