2011年04月24日

Coffee Break239 イエス・キリストの死(マタイの福音書27章45節〜66節)




 さて、十二時から、全地が暗くなって、三時まで続いた。(マタイの福音書27章45節)
 三時ごろ、イエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と叫ばれた。これは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。(46節)
 すると、それを聞いて、そこにいた人々のうち、ある人たちは、「この人はエリヤを呼んでいる」と言った。(47節)
 また、彼らのひとりがすぐ走って行って、海綿を取り、それに酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒につけ、イエスに飲ませようとした。(48節)
 ほかの者たちは、「私たちはエリヤが助けに来るかどうか見ることにしよう」と言った。(49節)
 そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。(50節)
 すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。(51節)
 
百人隊長およびかれといっしょにイエスの見張りをしていた人々は、地震やいろいろの出来事を見て、非常な恐れを感じ、「この方はまことに神の子であった」と言った。(54節)



 全地が暗くなり、イエスが息を引き取られると同時に、地が動き、岩が裂けたというのです。
 ここまで、十字架に架けられたイエスを、あざけったり、からかったりしていた群集もローマ兵も、この自然のとどろきに、一転して恐怖を覚えたのです。百人隊長は、厳粛な心に返り、思わず直立不動の姿勢をとったに違いありません。
「この方はまことに神の子であった」との思いは、その場にいた多くの者が抱いたことでしょう。

 群衆の中には少数ですが、イエスに仕え、最後まで従い、ゴルゴダの丘に来て、十字架刑を見つめていた女たち、またイエスの知人たちがいました。
 マタイは、イエスに仕えてガリラヤから来た女たちとして、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフの母マリヤ、ゼベダイの子らの母の名を挙げています。マルコは、マグダラのマリヤ、小ヤコブとヨセの母マリヤ、それにサロメと呼ばれる女性の名を挙げています。ヨハネの福音書には、イエスの母マリヤと母の姉妹、クロバの妻のマリヤと、マグダラのマリヤの名が見えます。
 
 彼女たちの言動は書かれていませんが、男の弟子が霧散してしまったようなのに(ヨハネだけは、十字架のそばにいたようです)、女の弟子たちが最後まで付き従ったのは、興味深いことです。

☆☆☆☆

 夕方になって、イエス様の遺体を下げ渡して欲しいと申し出る人がいました。アリマタヤのヨセフという金持の弟子でした。ピラトは許可しました。
 ヨセフは十字架から遺体を降ろすと、きれいな亜麻布に包み、岩を掘って造った新しい墓に納めた。とあります。その上で、墓の入口には大きな石を転がしてふたをしたのです。これは、入口の大きさに合わせて造った丸い石のふたで、当時のユダヤの正式な墓でした。

 さて、次の日、すなわち備えの日の翌日、祭司長、パリサイ人たちはピラトのところに集まって、(62節)
 こう言った。「閣下。あの、人をだます男がまだ生きていたとき、『自分は三日の後によみがえる』と言っていたのを思い出しました。(63節)
 ですから、三日まで墓の番をするように命じてください。そうでないと、弟子たちが来て、彼を盗み出して、『死人がよみがえった』と民衆に言うかもしれません。そうなると、この惑わしのほうが、前の場合より、もっとひどいことになります。」(64節)

 ピラトは「番兵を出してやるから、行ってできるだけの番をさせるがよい」と彼らに言った。(65節)
 そこで、彼らは行って、石に封印をし、番兵が墓の番をした。(65節)


 祭司やパリサイ人たちは、イエス様が人知を超えたことをする方であるのを、よく知っていたのです。そのイエス様を冤罪でむりやり十字架につけたことで、さらに恐怖にかられたにちがいありません。
 ピラトに頼んで、ローマ兵に墓の入口の番をさせたのです。
 
 ところが、この厳重な警戒にもかかわらず、イエス様の遺体が墓から消えるのです。




posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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