2011年04月26日

Coffee Break241 二度目の人口調査(民数記26章)



 
 イエス・キリストの降臨(クリスマス)と、十字架上での死と復活(イースター)は、アダムとエバが罪を犯して楽園を追放された直後から、神が計画されていた「救い」の実現でした。
 この神ご自身が救い主となって地上に来られ、人としてみずから犠牲となって、私たちの罪を贖ってくださったという事実に、私たちは、クリスマスを歓び、また復活をお祝いするのです。

 この感動は、旧約聖書を読むことでいっそう意味が深くなると思います。


 天地万物を創造された神は、創世記12章で、アブラハムを召し出されました。

「あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。
 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、
 あなたの名を大いなるものとしよう。
 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、
 あなたをのろう者をわたしはのろう。
 地上のすべての民族はあなたによって祝福される。」(創世記12章1節〜3節)
 


 神がこのようにして選び、慈しんで育成されたのがアブラハムの子孫・イスラエル民族でした。彼らは数を増やし、エジプトからカナンに移され、カナンで国を建てました。しかし、神の選びの民として、数々の試練と苦難によって信仰を精錬させられていくのです。
 その過程は、民数記25章までを読んできただけでも、厳しく苦いものに満ちていたのがわかります。


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 民数記25章では、モアブの娘たちと通じて、偶像礼拝をした男たちがたくさん殺される悲劇がありました。また、ミディアンの娘を宿営地に連れ込んで、祭司エリアザルの子ピネハスに殺されたシメオン人のサルの子ジムリの物語も、その部分だけ取り上げれば、若い男女の愛の悲劇と言えなくありません。
 もし、イスラエルが救いの計画に選ばれた民でなければ、このようなことは見過ごされたのかもしれません。

 イスラエルが、とくべつな使命を与えられた民族だったからこそ、神は、小さな遊牧民の族長の子孫を、大きな民族に育て、さまざまな奇蹟とふしぎな神の力で、エジプトから連れ出し、荒野で養ってカナンまで導いてくださったのです。

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 シティムでの大きな悲劇の後、神はモーセと祭司アロンの子エリアザルに命じて、仰せられました。

「イスラエル人の全会衆につき、父祖の家ごとに二十歳以上で、イスラエルにあって軍務につくことのできる者すべての人口調査をせよ。」(民数記26章2節)

 人口調査は、民数記1章で一度、行なわれています。その時の人口と二度目の人口を並べてみます。


 父祖の名   一回目の調査時の家の頭と人口       二度目の調査時の人口     


●ルベン    →エリツェル ・・・・・四万六千五百人    四万三千七百三十人
●シメオン   →シェルミエル・・・・・五万九千三百人    二万二千二百人
●ユダ      →ナフション ・・・・七万四千六百人    七万六千五百人
●イッサカル  →ネタヌアル ・・・・・五万四千四百人    六万四千三百人
●ゼブルン   →エリアル  ・・・・・五万七千四百人    六万五百人
●エフライム  →エリシャマ ・・・・・四万五百人     三万二千五百人
●マナセ    →ガムリエル ・・・・・三万二千二百人    五万二千七百人
●ベニヤミン  →アビダン  ・・・・・三万五千四百人    四万五千六百人
●ダン      →アヒエゼル ・・・・六万二千七百人    六万四千四百人
●アシェル   →バグイエル ・・・・・四万一千五百人    五万三千四百人
●ガド      →エルアサフ ・・・・四万五千六百五十人  四万五百人
●ナフタリ    →アヒラ   ・・・・五万三千四百人    四万五千四百人
  
総数 ・・・・・・・・・・・・・六十万三千五百五十人    六十万千七百三十人



 総数は、二十歳以上のイスラエル人で、男子。軍務につくことができるものとなっていますので、女性や子供、軍務につけない病人や老人は数えられていません。


 また、二度目の人口調査は、カナンでの割り当て地を決める基礎になるものでした。
 かつて、パランの荒野で神につぶやいた民のなかで、第一回の人口調査の時に二十歳以上だったものは、エフネの子カレブとヌンの子ヨシュアを除いて、ひとりもカナンに入れないと宣告を受けたのです(民数記14章29節)
 とうぜん、この人口調査の時には、第一回の調査のとき、二十歳以上だったものは、カレブとヨシュア以外いなかったのです。





 
posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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