2011年05月13日

Coffee Break257 魚に呑み込まれたヨナ(ヨナ書)




 嵐で海が荒れ、船が沈みそうになりました。乗組員も乗客も船を守ろうとして、必死に積荷を捨てたり、祈ったりしていました。けれども、ヨナは平然と船底で眠っていました。ヨナには、嵐が神様の自分への報復だとわかっていました。
 ヨナの行くべきところは、アッシリアの首都ニネベなのに、ヨナは、反対方向のタルシシュ行きの船にのったからです。

 船の乗組員や乗客は、何とか船が沈まないように、積荷を捨てたり、祈ったりしていました。

 それぞれ違う信仰を持っている乗客たちは、みんな自分たちの神様に祈っていました。嵐は、誰かが神様を怒らせたから起きたのかもかもしれないと考えたのです。
 ところが、ヨナがいないので、船長が船底で眠っているヨナを起こしに来ました。

 船長が近づいてきて彼に言った。「いったいどうしたことか。寝込んだりして。起きて、あなたの神にお願いしなさい。あるいは、神が私たちを心に留めてくださって、私たちは滅びないですむかもしれない。」(ヨナ書1章6節)

 ヨナがみんなのところへ行くと、すでに犯人さがしが始まっていました。

 みなは互いに言った。「さあ、くじを引いて、だれのせいで、このわざわいが私たちにふりかかったかを知ろう。」彼らがくじを引くと、そのくじはヨナに当たった。(7節)

 船にいた人々は、いっせいにヨナを責めました。

「いったいあなたはどこから来た人だ。あなたの神はどのような方か。あなたは、神に対して何をしたのか。

 ヨナは自分が神様の命令に背いて反対方向の船に乗ったことや、自分の神様について説明しました。
「私はヘブル人(イスラエル人の別の呼び方)で、私の神様は、海と陸を造られた天の神です。」

 陸と梅を作られた天の神様と聞いて、みんな「なーんと、大きな神様だ」と、恐れました。
「そのような神様に背くなんて、なんてことをしたんだ。あなたが、この嵐の原因だったなんて、いったい、私たちはあなたをどうすればいいんだ!」

 ヨナはもう覚悟ができています。ニネベに行くくらいなら死んだほうがましだと思っているのです。
 そこで、きっぱりと言いました。

「私を捕らえて、海に投げ込みなさい。そうすれば、海はあなたがたのために静かになるでしょう。わかっています。この激しい暴風は、私のためにあなたがたを襲ったのです。」(ヨナ書1章12節)

 人ひとりを海に投げ込むなんて、なかなかできるものではありません。船上の人たちは神に祈り、一所懸命船を操って陸に戻そうとしました。
 それでもダメだとわかったとき、ヨナを抱えて海に投げ込みました。
 すると、海は激しい怒りをやめて静かになった。(15節)のです。


☆☆☆☆

 海に投げ込まれたヨナは、どうなったでしょう。
 大きな魚が近寄ってきて、ヨナを呑み込んだのです。ヨナは魚の腹の中に入りました。


 ふしぎなことに、魚の腹の中で、ヨナは死にませんでした。消化液が出てきて体が溶けるわけでもありません。
 ヨナは、それもまた、神がしておられることだと知りました。死んでも良いと開き直っていたヨナに、神様は死ぬこともお許しにならなかったのです。

 ヨナはようやく、神様に背くことなどできないと悟りました。
 魚の腹の中で、主に祈りました。


                         つづく


posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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