2011年06月04日

Coffee Break279 悪魔の誘惑(マタイの福音書4章、申命記6章)




 悪魔はイエス様を三回、試みて(誘惑して)います。

 最初の試みが、「あなたが神の子なら、石をパンに変えてみよ」。
 イエス様は、申命記8章3節のみことば、「人はパンだけで生きるのではない。神の口から出る一つ一つで生きる。」で、悪魔を退けられました。

 悪魔は、一度くらい思惑(おもわく)違いがあっても、引き下がりません。
 試みは、三回続くのです。

☆☆☆☆


 すると、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の頂に立たせて、(マタイの福音書4章5節)
 言った。「あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。『神は御使いたちに命じて、その手にあなたを支えさせ、あなたの足が石に打ちあたることがないようにされる』と書いてありますから。」(6節)
 イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない』とも書いてある。」(7節)



 悪魔はなかなか悧巧です。
 創世記3章1節で、さて、神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾であった。蛇は女に言った──と書かれています。(もっとも、これは、「蛇が悪魔である」という意味ではなく、悪魔が人を誘惑するために、その時点では蛇の姿をしていたのでしょう。)
 イエス様がみことばを使われたのを見た悪魔は、さっそく、自分もみことばを使うのです。
 イエス様を、聖なる都(エルサレム)に連れて行き、神殿のてっぺんに立たせて、

 あなたが神の子なら──、
『神は御使いたちに命じて、その手にあなたを支えさせ、あなたの足が石に打ちあたることがないようにされる』


 これは、詩篇91篇12節です。詩篇91篇全体は、神の守りの中にいるものは、どのようなときも神が守ってくださるという意味の賛美の歌です。(91篇全部を文末に出しておきます)。
 仮に高いところから落ちることがあっても、天使が手でその足を支え、石の地面に衝突するのを避けてくださると、悪魔はイエス様をそそのかすのです。
 
 彼らは、その手で、あなたを支え、
 あなたの足が
 石に打ち当たることのないようにする。(12節)


 イエス様は、ふたたび、申命記の言葉で、答えられます。
 『あなたの神である主を試みてはならない』
 
 申命記6章16節、「あなたがたがマサ(メリバ)で試みたように、あなたがたの主を試みてはならない。」です。

 ☆☆☆☆


 二度の誘惑に失敗した悪魔は、イエス様を非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々と、その栄華を見せて言います。

 「もし、ひれ伏して私を拝むなら、これを全部あなたに差し上げましょう。」
 イエスは言われた。「引き下がれ。サタン。『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ』と書いてある。」(マタイ4章8節〜10節)
 

 みことばではかなわないと思った悪魔は、とうとう、その本性を現しました。
 こともあろうに、イエス様に、「自分にひれ伏すならこの世の栄華は、すべて差し上げましょう」ともちかけるのです。
 ここでも、イエス様は、申命記6章13節のことばで反撃します。

「あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ」


 悪魔はなんとか「神の人類救済のご計画」の挫折を狙って、キリストを試みたのですが、みことばで切り返されて、見事に失敗してしまいました。
 モーセが、繰り返し、私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさいと念を押すのは、理由のあることなのです。


 悪魔は、いまも、毎日毎時毎分、私たちを誘惑しています。
 あなたが、神の子なら・・・。あなたは、能力があるのだから・・・。あなたなら・・・。
 それから、言うのです。
 私にひれ伏し、拝むなら、世の富や権力や宝のすべてを、ことごとく差し上げましょう。

 「うん。それも悪くないかも」と思う人もいるでしょうか。
 でも、悪魔が約束を守るかどうか、試してからでは、手遅れです。



   ※※※※

  詩篇91

  いと高き方の隠れ場に住む者は、
  全能者の影に宿る。
  私は主に申し上げよう。
  「わが避け所、わがとりで、
  私の信頼するわが神と。
  主は狩人のわなから、
  恐ろしい疫病から、
  あなたを救い出されるからである。 


  主はご自分の羽で、あなたをおおわれる。
  あなたは、その翼の下に身を避ける。
  主の真実は、大楯であり、とりでである。
  あなたは夜の恐怖も恐れず、
  昼に飛び来る矢も恐れない。
  また、暗やみに歩き回る疫病も、
  真昼に荒らす滅びをも。


  千人があなたのかたわらに、
  万人が、あなたの右手に倒れても、
  それはあなたには、近づかない。
  あなたはただ、それを目にし、
  悪者への報いを見るだけである。
  それはあなたが私の避け所である主を、
  いと高き方を、あなたの住まいとしたからである。 

 
  わざわいは、あなたにふりかからず、
  えやみも、あなたの天幕に近づかない。
  まことの主は、
  あなたのために、御使いたちに命じて、
  すべての道で、あなたを守るようにされる。
  彼らは、その手で、あなたをささえ、
  あなたの足が
  石に打ち当たることがないようにする。
  あなたは、獅子とコブラを踏みつけ、
  若獅子と蛇とを踏みにじろう。


  彼がわたしを愛しているから、
  わたしは彼を助け出そう。
  彼がわたしの名を知っているから、
  わたしは彼を高く上げよう。
  彼が、わたしを呼び求めれば、
  わたしは、彼に答えよう。
  わたしは苦しみのときに彼とともにいて、
  彼を救い彼に誉れを与えよう。
  わたしは、彼を長いいのちで満ち足らせ、
  わたしの救いを彼に見せよう。    
           (詩篇91、1節〜16節)(下線筆者)








      聖書は新改訳聖書を使わせていただいています。












 

posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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