2011年07月29日

Coffee Break328 主の聖なる民(申命記26章15節〜19節)




 「あなたの聖なる住まいの天から見おろして、御民イスラエルとこの地を祝福してください。これは、私たちの先祖に誓われたとおり私に下さった地、乳と蜜の流れる地です。」(申命記26章15節) (あなた=神、主、16節からはイスラエルの民を指している・註・筆者

 あなたの神、主は、きょう、これらのおきてと定めとを行なうように、あなたに命じておられる。あなたは心を尽くし、精神を尽くして、それを守り行なおうとしている。(16節)

 きょう、あなたは、主があなたの神であり、あなたは、主の道に歩み、主のおきてと、命令と、定めとを守り、御声に聞き従うと断言した。(17節)


 申命記5章から申命記26章は、モーセのイスラエルの民に対する演説の骨子となるところです。神、主の民であるイスラエルが、主の前にあるべき姿が、十戒の復習からはじまって宣言されています。モーセの演説のボルテージは、だんだん上がってきます。
 やがて、モーセは死ぬことが、彼自身にもわかっています。自分が死んだあと、部下であったヨシュアが全イスラエルを率いてカナンに入って行くのです。出エジプトから始まった荒野の旅の集大成です。この戦い、この地の獲得のため彼らは、荒野を四十年間さまよったのです。神のお約束に応えて、カナンを取るのは、イスラエルの民にとって、たんに、民族の存亡にかかわること以上の、意味があるのです。


 きょう、主は、こう明言された。あなたに約束したとおり、あなたは主の宝の民であり、あなたが主のすべての命令を守るなら、(18節)

 主は、賛美と名声と栄光とを与えて、あなたを主が造られたすべての国々の上に高くあげる。そして、約束のとおり、あなたは、あなたの神、主の聖なる民となる。(19節)


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 聖書を初めて読む人だけでなく、クリスチャンであっても、「神の人類救済のご計画」が、イスラエルという特定の国民に託されたことに、納得できないかもしれません。
 現代も、同じ名前の国があり、その国民が旧約聖書で示されるイスラエルと宗教的に深いつながりがあり、三千五百年間、彼らが保持してきたその信仰が彼らの生きかたと無関係でないため、私たち自身が旧約聖書の民と、現代のイスラエルを重ねて見てしまいがちです。
 日本人のアイデンティティや伝統や文化と、聖書の内容を、あたかも二者択一的なものと考え、さらに、政治的ななんらの利害関係までを視野に入れると、聖書の見方が混乱してしまいます。

 
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 全知全能の神様が、アブラハム(アブラム)をお選びになったいきさつを思い出してみてください。(創世記12章)
 じつは、なぜ、アブラハムなのか、その理由は書かれていないのです。創世記の時代でも、多くの人が生きていたはずです。バベルの塔を築いた人たちは、全地(世界中に)散されたのです。
 アブラハムは、父テラと甥のロト、妻のサラ(サライ)とカルデヤのウルからハランと呼ばれる土地に出てきて住んでいました。父が死んだとき、主がアブラハムに現れて仰せになったのです。

 あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。(創世記12章1節)

 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、
 あなたを祝福し
 あなたの名を大いなるものとしよう。
 あなたの名は祝福となる。(2節)
 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、
 あなたをのろい者をわたしはのろう。
 地上のすべての民族はあなたによって祝福される。(3節)

 アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハランを出たときは、七十五歳であった。(4節)


 会社の社員採用や、結婚のプロポーズの話なら、だれでも「うますぎる」と思わないでしょうか。「あやしい」と思う人もいるかもしれません。わたしはあなたを選んだ。わたしのいうとおり従いなさい。そうすれば、あなたを祝福し大いなるものとしようというわけです。世俗的には、最高の待遇を与えよう。一番良いポストを与えよう。だれにも文句は言わせない。あなたがすべての人を引き立てるほどのよい立場になる。
 
「えっ、どうして私なんですか」「示すところって言われますが、ヘンな場所ではないでしょうね」などと、アブラハムは、疑いを差し挟むことはありませんでした。
 彼にお命じになり、約束されたのが、神様だったからです。
 神様の御声を聞き分けられる、それが、アブラハムが召命を受けた(選ばれた)理由だったかもしれません。

 その日から、天地をお造りになった全知全能の神様が、アブラハムとともにおられるようになるのです。アブラハムと契約を結び、アブラハムを数々の祝福で満たし、息子イサクを与え、他方で厳しいテストを課して、その信仰を試し、その子孫が祝福を受けることを、何度も約束してくださるのです。 

 神さまは、アブラハム・イサク・ヤコブの神と呼ばれるようになります。
 アブラハム・イサク・ヤコブの神は、イスラエル民族を、「主の宝の民」にするべく、ヤコブ(イスラエル)の一族をエジプトに移されたのです。
 アブラハム・イサク・ヤコブの神は、四百三十年後、イスラエル民族をエジプトから連れ出してくださり、シナイで契約を結んでくださるのです。

 そして、四十年の荒野の旅の後、カナンを前にして、「主のすべての命令を守るなら、」「主は、賛美と名声と栄光とを与えて」「あなたを主が造られたすべての国々の上に高くあげ」「主の聖なる民となる。」(19節)と、高らかに宣言されているのです。

 ただし。主の聖なる民になるためには、「主のすべての命令を守ら」なければならないのですが。





   いつも、訪問してくださってありがとうございます。
   パソコンの故障で、3日も休んでしまったことをおわびします。
 
  さいわい、パソコンは、友人のご主人が修理をしてくださって、
  生き返りました。
  ご夫妻の多大の労と惜しみない愛に、心より感謝申し上げます!!!

                       さとうまさこ

  

  
  
   









posted by さとうまさこ at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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