2010年10月01日

Coffee Break39 アブラハムの信仰

 


    病あり そんな気がする真夜中に 正座して想う大きなかたを


 十年ほどの間、宣教師さんの英語聖書教室に出席していました。「聖書に興味二分」「英語に興味八分」くらいの気持ちでした。
 学びは、ヨハネの福音書、マルコの福音書でした。イギリス人の宣教師さんは日本語がお上手でしたが、微妙なことを議論するのは無理でした。こちらが、微妙なことを議論する英語力もありませんでした。そんなわけで、学びはしましたがどこまで理解したかあやしいものです。その上、最初に入ったヨハネの福音書は、四つの福音書の中では、一番難しいと、あとで知りました。


 前にも書きましたが、ミステリーが好きでした。ミステリーそのものは日本のミステリーのレベルが低いと言うことはありません。しかし、こと、心理サスペンスのジャンルでは、格が違いました。日本人は悪を書けないとは、昔から言われていることです。悪を書く場合にもセンチメンタルな感情に流されるところがあるのです。
 それに比べると、カトリーヌ・アルレーやパトリシア・ハイスミスの描く悪は「容赦がない」のです。悪に対する認識のレベルが違うと、思わされました。
 まったく、キリスト教を知らないながら、これはなにか背後のキリスト教の文化と関係があるのではないだろうかと思ったものです。それが、「英語聖書教室」にひかれた理由でもありました。


 よこしまな理由で学んでいるのですから、自分は、クリスチャンにはならないと思っていました。神を信じるなんて、とんでもない! ところが、十年たった頃、突然、神さまを信じたのです。


 信仰に入ったとき、「どうして? あなたが?」とたくさんの人から訊かれたものです。訊かない人は、内心納得しているようでした。
 そうよねえ。なんだか、大変そうだもの。生活が大変、夫婦仲が大変・・・。
 きっといろいろな憶測や噂が、流れていたことでしょう。

 どうしてか、自分でも説明できません。自己紹介で書いたように、谷底に落ちそうなとき、誰かが襟首をつかんで、ひょいと持ち上げてくださったのです。
 ああ、神さまっているんだと、やっと、気がついたのです。

 そして、冒頭の歌のように、ごくしぜんにお祈りをするようになったのです。


 創世記で神さまが私たちを作ってくださったとき、神さまの愛の対象として造られた。神様とお話しができるように、特別に神さまの息を吹き込んで下さったということが、身を持って信じられるようになりました。神様と語り合うために作られた部屋──心、精神、たましいが、私にもあるのが「わかる」のです。本来備えられていたものを使うのですから、それはよろこびです。

 アブラハム(アブラム)のように、従順とは行きません。従順といった言葉自体を何十年もバカにしてきたのですから。でも、「アブラムの従順」が理解できるようになりました。
    


   ☆☆☆☆☆


「アブラムよ。恐れるな。
 わたしはあなたの盾である。
 あなたの受ける報いは非常に大きい」(創世記15章1節)


 もっとも、従順なアブラムも、神が四度目に、祝福を約束して下さったときには、畏れながらも、申し上げました。

「神。主よ。私に何をお与えになるのですか。私には子がありません。」

 そうして、自分の財産はしもべが継ぐのでしょうかとお伺いしたのです。

 神は、「あなた自身から生まれ出て来るものが。あなたの跡を継がなければならない。」と、アブラムを外に連れ出して、仰せられた。のです。
「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。」
                          (2節〜5節)


 アブラムは星空を見上げました。神様はあなたの子孫はこのようになるとおっしゃったのです。
 
 アブラムは、主を信じました。それが彼の義と認められた。(6節)のです。


 この時のアブラムは、神さまのことや、自分の将来について、わからないことがたくさんあったかもしれません。でも、彼は素直に、従順に、神さまを信頼しました。

 わたしたちも、アブラムのように信じるだけでいいのです。信じるだけで「救われる」のです。



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posted by さとうまさこ at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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