2011年04月11日

Coffee Break228 バラムのろば2(民数記22章21節〜35節)

 


 翌朝、バラムはバラクの使者たちと、ろばに乗って出かけました。ところが、彼が出かけると、神の怒りが燃え上がり、主の使いが彼に敵対して道に立ちふさがった。のです。

 ろばは主の使いが抜き身の剣を手にもって道に立ちふさがっているのを見たので、ろばは道からそれて畑の中に行った。そこでバラムはろばを打って道に戻そうとした。(民数記22章23節)

 しかし、主の使いは、両側に石垣のあるぶどう畑のあいだの狭い道に立っていた。(24節)

 ろばは主の使いを見て、石垣に身を押しつけ、バラムの足を石垣に押し付けたので、彼はまた、ろばを打った。(25節)

 主の使いは、さらに進んで、右にも左にもよける余地のない狭いところに立った。(26節)
 ろばは、主の使いを見て、バラムを背にしたまま、うずくまってしまった。そこでバラムは怒りを燃やして、杖でろばを打った。(27節)

 すると、主はろばの口を開かれたので、ろばがバラムに言った。「私があなたに何をしたというのですか。私を三度も打つとは。」(28節)

 バラムはろばに言った。「おまえが私をばかにしたからだ。もし、私の手に剣があれば、今、おまえを殺してしまうところだ。」(29節)

 ろばはバラムに言った。「私は、あなたが今日のこの日まで、ずっと乗ってこられたあなたのろばではありませんか。私が、かつて、あなたにこんなことをしたことがあったでしょうか。」 彼は答えた。「いや、なかった。」(30章)



 聖書箇所をそのまま引用したのは、要約するのはもったいないような楽しい箇所だからです。じつは、とても、深遠な意味があるのですが、このまま読んで、後でじっくり考えさせられるところです。

 私たちは、ろばに見えているものがバラムに見えないこと、また、(主がろばの口を開かれたので)ろばが話すのを、「愚にもつかない話」と笑えるでしょうか。
 じっさい、ろばが口を聞き、正当な理由で反論したので、バラムは、天地がひっくりかえるほどのショックを受けたのです。

 そのとき、主がバラムの目のおおいを除かれたので、彼は主の使いが抜き身の剣を手に持って道に立ちふさがっているのを見た。彼はひざまずき、伏し拝んだ。(31節)


☆☆☆☆

 創世記21章19節には、サラの女奴隷ハガルが息子イシュマエルとともに、アブラハムのところを追い出されて砂漠をさまよい、水が尽きて死のうとしているところに、神が声をお掛けになる場面が描かれています。(21章14節〜19節)

 神がハガルの目を開かれたので、彼女は井戸を見つけた。それで行って皮袋に水を満たし、少年に飲ませた。


 また、第二列王記6章8節〜18節にも、主によって、「目が開かれる」エピソードが出ています。
 いずれも、主がご自身の強い意思を、人間にお示しになった箇所です。人間の側から考えると、せっぱつまった人間の目が開かれる時、神のわざが見えるのです。

 イスラエルの民の間では禁止されている霊能者ですが、さすがに評判の高いバラムは、そのような場面の持つ意味がわかったのでしょう。
 主の使いを見て、ひざまずいたのです。

 主の使いは彼に言った。「なぜ、あなたは、あなたのろばを三度も打ったのか。敵対して出てきたのはわたしだったのだ。あなたの道がわたしとは反対を向いていたからだ。(32節)

 ろばはわたしを見て、三度もわたしから身を巡らしたのだ。もしかして、ろばはわたしから身を巡らしていなかったら、わたしは今はもう、あなたを殺しており、ろばを生かしておいたことだろう。」(33節)

 バラムは主の使いに申し上げた。「私は罪を犯しました。私はあなたが私をとどめようと道に立ちふさがっておられたのを知りませんでした。今、もしあなたのお気に召さなければ、私は引き返します。」(34節)


 主の使いのお返事は、しかし、「この人たちといっしょに行け。」と言うものでした。





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posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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