2011年05月01日

Coffee Break246 ミディアン人との戦い(民数記31章)



 主はモーセに告げて仰せられた。(民数記31章1節)
「ミディアン人にイスラエル人の仇を報いよ。その後あなたは、あなたの民に加えられる。」(2節)


 ミディアン人との戦いについて、少し書き加えます。
 
 民数記25章で、イスラエルの男たちを誘惑したのは「モアブの娘たち」と書かれています。また、二万四千人が殺された悲劇のあとに、シメオンの家のジムリが連れて戻ってきた女は、ミディアン人だということです。
 これは、モアブに住む民を、人種や部族で区別していないために、このような二つの呼び名が使われています。

 ミディアン人とは、アカバ湾の西側の砂漠地帯からモアブ、さらにその北まで広く遊牧をしながら行き来していた遊牧民を指すようです。
 旧約聖書ではアブラハムが、サラの死後にめとった妻ケトラとの間にもうけた子孫とされています。(創世記25章2節)
 いっぽうモアブは、アブラハムの甥ロトの血筋です。(創世記19章37節) 民数記25章でイスラエルの民を誘惑したのは、モアブ人を含めたモアブに住むミディアン人だったのでしょう。

 聖書では、イスラエルがカナンに定着したあとにも、ミディアン人が侵入してきたため、戦争になっています。この戦いでは、ギデオン協会の名前の由来になった士師ギデオンが登場します。(士師記6章7節)

 
☆☆☆☆

 主はモーセに次のように言われた。(民数記31章25節)
「あなたと、祭司エリアザルおよび会衆の氏族のかしらたちは、人と家畜で捕虜として分捕ったものの数を調べ、(26節)
 その分捕ったものをいくさに出て取って来た戦士たちと、全会衆の間に二分せよ。(27節)
 いくさに出た戦士たちからは、人や牛やろばや羊を、それぞれ五百に対して一つ、主のためにみつぎとして徴収せよ。(28節)」

 
 このあと、31章の終わりまで、戦利品・分捕りものと、その分配について書かれています。

 捕虜や家畜は、全会衆と戦士たちとの間で二分せよと言うわけです。戦士は、一万二千人、残りの会衆は、人口調査時の六十万千七百三十人から増減がないと考えても、五十九万九千七百三十人ですから、戦争に行ったものと行かなかったものの受け取る分け前は、相当開きがあります。
 これは、戦争が命を張った衝突であったのはもちろんですが、当時は、装備や食料まで自分で用意したので、戦利品が経費や褒賞の役割を果たしたのでしょう。
 祭司ピネハスと、聖具をいっしょに運んだレビ人は、軍団とともに戦いに出たのですから(民数記31章6節)、祭司やレビ人に分け前を与えるのはとうぜんでした。


 軍団の指揮官たち、すなわち千人の長、百人の長たちがモーセのもとに進み出て、(31章48節)
 モーセに言った。「しもべどもは、部下の戦士たちの人員点呼をしました。私たちのうちひとりも欠けておりません。」(49節)
 


 戦争が徹底的な殲滅を目的としたものだったにしては、味方はほとんど無傷だというのです。奇跡的な勝利と言わなければならないでしょう。
 それで、戦士たち自身がモーセに申し出ました。

「それで、私たちは、おのおのが手に入れた金の飾り物、すなわち腕飾り、腕輪、指輪、耳輪、首飾りなどを主へのささげ物として持って来て、主の前での私たち自身の贖いとしたいのです。」(50章)

 主に供えた奉納物の金は全部で、一万六千七百五十シュケルありました。
 現代のお金に換算して、九千万円以上になります。(リビングバイブルより)




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posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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