2011年05月07日

Coffee Break252 レビ族(民数記35章)




 エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの草原で、主はモーセに告げて仰せられた。(民数記35章1節)
「イスラエル人に命じて、その所有となる相続地の一部を、レビ人に住むための町々として与えさせなさい。彼らはその町々の回りの放牧地をレビ人に与えなければならない。」(2節)


 さて、民数記34章までで、カナンでの相続地がイスラエルの十二部族に割り当てられました。
 ところが、レビ族には、相続地はありませんでした。レビ族は、会見の天幕での奉仕をすると、主がお定めになったからです。
 レビ人は、イスラエル人が奉納物として供える十分の一を、永遠にあたえられることになりました。土地の代わりに、奉納物が「相続財産」になったのです。

 ただ、彼らも生活がありますから、どこかに居住しなければなりません。その居住地(レビ族の町)を、各部族が得た相続地の中に、分散して与えられたのです。単に居住地だけでなく、牧草地をその回りにつけるよう定められています。

 これは、当時のイスラエルの民の生活が、牧畜を生業としていない者でも、家畜を持っているのが当たり前だったからでしょう。
 神は、レビ族の町の数を全部で四十八、大きい部族からは多く、小さい部族からは少なく作るよう命じています。
 すべての地域にまんべんなくレビ族の町を作るのは、イスラエルのすべての地域に、神の御用をする人々を配置するという意味がありました。

 四十八のうち、選ばれた六つの町が「逃れの町」と指定されました。「逃れの町」とは、あやまって人を殺した者が性急なあだ討ちに会わないために、逃げ込むことができる場所でした。

☆☆☆☆
 
 モーセもアロンもレビ族の出身でした。(出エジプト記2章1節)
 出エジプトからカナンまでの道のりのリーダーで、偉大な預言者だったモーセと、神政政治国家の大祭司アロンがレビ族から出たのです。その祭司に仕え、幕屋の仕事をするよう、とくに選ばれたのがレビ人です。
 その理由を神ご自身が、明らかにしています。

 わたしはイスラエル人のうちで最初に生まれたすべての初子の代わりに、今これからイスラエル人の中からレビ人を取ることにした。レビ人はわたしのものである。(民数記3章12節)
 初子はすべてわたしのものだからである。エジプトの国でわたしがすべての初子を打ち殺した日に、わたしは、人間から始めて家畜に至るまでイスラエルのうちのすべての初子をわたしのものとして聖別した。彼らはわたしのものである。わたしは主である。(13節)
 


 レビ族は、イスラエルの長子と見られたのです。ただ、これは、事実とは違っています。
 ヤコブの息子たちを、生まれた順番で見ると、長男はルベン、次男がシメオン、三男がレビ、四番目がユダでした。その後は、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル、イッサカル、ゼブルン、ヨセフ、ベニヤミンとなります。

 三男のレビが長子のように扱われたのは、ルベンとシメオンに過ちがあったからです。ルベンは父の妾の床に入りました(創世記35章22節)。シメオンは彼の妹とある男との恋愛事件で、勝手に過激な行動を取り、父ヤコブを窮地に追い込みました。(創世記34章)
 これらの事件がふたりを飛び越えて、神がレビ族をイスラエルの初子とされた理由ではないでしょうか。
 
 土地を相続したのは、レビ族を除いても、「イスラエルの十二部族」でした。これは、ヨセフのふたりの息子マナセとエフライムがヨセフの代わりに、数えられているからです。
 ヤコブは死を前にして、ヨセフの代わりにそのふたりの息子に祝福を与えたのです。そのため、イスラエルは十三部族と数えられていたのです。

 
 相続地は持たなくても、祭司を代々継承し、会見の天幕の仕事をするレビ族は、神政政治国家の要をになう、大変栄誉ある立場でした。

 しかし、救い主イエス様はダビデの家系からお生まれになるのです。そして、ダビデの家系は、ユダ部族でした。




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posted by さとうまさこ at 04:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Coffee Break | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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